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シーズン1の途中から初手のフェアリーテラスが強いなと感じることがあった。要は当時ステロドラテガブが流行っていたので、不意のフェアリーテラスで起点に~と考えてフェアリーガモスや、フェアリーサザンドラなどを試してた。

 

で、その時の取り巻きにはフェアリータイプが自然と入ってこなかった。なぜならその子たちをフェアリータイプとして扱うため。

 

この考え方ができるようになってからテラスタルのおもしろさとか深さがわかってきた。と同時に「切った動き」のことについて考えるきっかけにもなった。

 

個人的にテラスタルの組みこみ方が大きく分けて3種類あると思っていて、一つ目がびっくりテラスタル。例えばこおりマスカーニャ。これは被弾のタイプ一貫を考慮せず、守りを捨てて攻めにのみ照準を置いた組みこみ方で、7世代のz技っぽいものになると思う。電気セグレイブとかもそう。炎マリルリも一見草をふさげると思いがちですが、この類に入ると思う。二つ目が守り兼攻めテラスタル。例えば鋼テラスタルサザンドラ。ノーマルカイリュー。地面セグレイブ。悪ドドゲザンとか、ひこうカイリューも個人的にはこの類に入ると思う。自身の不利タイプを防ぎつつ、もともと持っている汎用性の高い技の火力の底上げをする。三つ目が防御思考オンリーのテラスタル。悪テラスタルドオー、ひこうテラスタルサーフゴー。など。

 

構築のスタートは人それぞれですが、どの構築にもエース的存在がいて、そしてそれは間違いなく二つ目のテススタルの使い方が多いと思います。なぜなら守りと攻めを一任していて、最も汎用性が高いので。また、この二つ目のテススタルの使い方は「相手視点から見えてない、構築の7体目」になるんじゃないかと思います。

例えばですが、サザンドラが鋼テラスサザンドラになった瞬間、それはサザンドラではない別のポケモンとなるということです。書いてて意味不明ですが。

構築を組む段階で「サザンドラ」を中心として組んだときと「鋼テラスサザンドラ」を中心として組んだときで全く別の構築ができあがるのではないかと思うのです。「それだとサザンドラにテラスタルを切ること前提だから弱いんじゃないか?」という意見もあると思いますが。9世代は「いかにして正しいタイミングでテラスタルを切れるか。」が構築段階で最も求められるものだと思うので、鋼テラスサザンドラというサザンドラではない何か、つまり相手から見えていない7体目をそもそもの構築の中心に置けば一見構築バランスが悪く見えても、実はサザンドラが鋼サザンドラになることで最高のパーティーができあがると。

 

思っていたのですが、相手さんは見えてないはずの鋼サザンドラをケアするんですね。これが。

 

「流行ってるし」、「鋼タイプ構築におらんの変やと思って。。」そりゃそう。もしかしたら鋼テラスサザンドラ側が「は?こっち未テラスやのに相手のガブリアス炎テラバうってきたんやけど!」なんてこともあるかもしれません。

 

つまり、「認知されているテラスタルは7体目となり得ない。」残念ですが鋼テラスサザンドラくんはもうサザンドラではない何かではなく、みんなの中の「サザンドラ」に含まれてしまったようです。

 

きっと9世代はこれの繰り返しになると思う。そしてプールが広がれば広がるほど、主流テラスタルを全ケアすることは無理になるので、「〇〇テラス、最近減ってる傾向にあるので切ってます。」とか、「○○は切ってるので、○○テラス一点読みします。」みたいな切りどころうまい人選手権になると思う。どの世代も結局はそうやけど9世代は特にこれが激しそう。

 

次、どこかのシーズンでがっつりやるときは全対応的な思考やめてこれにシフトすること意識したい。

 

強い構築ではなく、勝てる構築を目指すべき。