SVシーズン1使用構築【最終235位】

【戦績】

1月4日の13時(約8000位)

シーズン終わりまで(235位)

 

【コンセプト】

①初手テラスタルからの数的有利展開

②個々の居座り性能(できる限り交換をしない)

③過剰なメタを入れすぎずに汎用性を保つ

 

【経緯】

 日替わり単位でメタが回っていたが、上位帯の配信を見ていたところ、初手のセグレイブに対する立ち回りは①テラスタルを切って居座ってくる②削るだけ削って裏でなんとかする③物理受けへの交換の3択のみで、この不安定な環境下においても、唯一相手の一手が読みやすい場面と感じ、セグレイブを構築のスタートにした。別の構築を使っていた時、初手にチョッキ持ちを出した時の場持ちの良さが目立ったため、持ち物はチョッキで確定。テラスは通りの良さと、最低限のサイクル加入要素もふまえて、地面にした。この時点で環境にいるほとんどの初手ポケに対して1・1交換以上の動きがとれるので、あとは前述した③の動きの対応策を考えていった。セグレイブに対して後投げされのがヘイラッシャとアーマーガアの2体だったので、そこに後投げ出来て且つ、起点にしてサイクルを崩壊させられるポケモンを探した。

 アーマーガアは特に問題なかったが、ヘイラッシャに対して後投げを安定させようとすると、水、氷、地面技に対応できることが大前提で、なにより対面した後、ヘイラッシャを突破できないと意味がない、それを考えると羽持ちのゴツメカイリューロトムサザンドラのほぼ3択になるが、その3体ではあくびループのケアをするために、タイミングを合わせて投げるか、ラムを持たせるかのどちらかになる。ラムはパワーが落ちるし、タイミングを見て投げるのは立ち回りが窮屈になると思い却下。特にカイリューはアンコールがあってもあくびループを抜けられるわけではない。ならいっそ割り切った方が良いと思い、交換読みの一発じわれ以外なら、ほぼ全てをケアできる残飯みがわりHBサーフゴーを採用した。「ここサーフゴー引き読みのじわれは切ってるからしゃーない。」と自分に言い聞かせられたので、採用理由を言語化するのは大事だと感じた。

 次に、セグレイブを使うにあたり、初手のマリルリとセグレイブミラーの回答になるポケモンを探した。ドヒドやカイリューなどいろいろ考えたが、テラスタルまで考慮するとヘイラッシャが最も優れていると思い採用。このヘイラッシャは受け切るのではなく、クッションとして使うことが目的だったので、削りと起点回避のためにフルアタにした。

 軸はここまでで、残りの3枠は汎用性を持ったストッパー、スイーパーを組み込んだ。

 

【個体解説】

セグレイブ(地面テラ)

・性格 いじっぱり

努力値配分 H196 A252 B12 S44

・調整 ようき地面テラ鉢巻ガブの地震耐え 最速50族抜き

・持ち物 チョッキ

・技 つらら つぶて じしん かわらわり

元はようきASで使っていたが、あと一歩の火力不足と、ミラーでの居座り頻度を考慮し、耐久と火力に振った。かわらわりは鋼テラサザンドラのみを意識した技。シーズン後半になるにつれ、ガブリアスが増えたことから、間違いなく上位のサザンドラは鋼テラのみになると思い採用。そのサザンドラで無理やりセグレイブを見ている構築も少なくなく、多くのイージーWINを生み出してくれた。

 

サーフゴー(飛行テラ)

・性格 ずぶとい

努力値配分 H244 B132 C52 D4 S76

・調整 みがわりが無振りヘイラッシャアクブレ耐え 最速マリルリ抜き抜き

・持ち物 たべのこし

・技 ゴルラ シャドボ みがわり わるだくみ

ヘイラッシャ以外にもブラッキーや、モロバレルあたりの受けポケに対して崩しの起点になってくれた。キョジオーン入りへの回答でもある。

 

ヘイラッシャ(草かフェアリーテラ)

・性格 しんちょう

努力値配分 H252 Bあまり116 D140

・調整 眼鏡ドラパルトの竜テラりゅうせい耐え

・持ち物 お盆

・技 ウェーブタックル じしん ゆきなだれ ボディプレ

クッション運用。起点にならないように且つ、負担になるように技選択を気をつける。終盤鉢巻が増加傾向にあったので、B振りや、A振りもあり。努力値の振り方や技次第で、カスタマイズ性がグンと上がるポケモンで、使っても使われても強い。

 

ガブリアス(地面か炎テラ)

・性格 ようき

努力値配分 AS

・持ち物 スカーフ

・技 げきりん じしん アイヘ ステロ(炎のキバ)

対ガモス、電気の一貫切り、スイーパー役を意識しての採用。ガブリアスを入れることで構築のパワーが底上げされることを再認識した。サイクル系に出しても、対面系に出しても強い。炎のキバはサザンドラ意識。ステロのおかげで勝てた試合が2試合、炎のキバがあればと感じた試合が1試合だったので要選択。

 

ミミッキュ(ノマテラ)

・性格 ようき

努力値配分 AS

・持ち物 珠

・技 シャドクロ かげ じゃれ のろい

対バトン、対面、コノヨザル入り、ヘイラッシャが出しづらい時の切り返し役。ばけのかわの確実性を持って動けることの安心感と、試合展開の組みたてやすさ、読みやすさがテラスタル環境の不安定さにおいてさらに輝いてました。汎用性の塊。不安定な環境下でこそバトン構築(ギミック)に走る層は多いとふみ、のろいを採用。バトン構築はもちろん、ドドゲザンやラウドボーンなんかの3体目にどっしり構えてくるタイプのポケモンにも刺さってました。最終日はコノヨザル入りやドラゴン多めの対面構築が増え、サイクルが減ったのも追い風になり、活躍度でいえば、この構築のMVP。

 

ウルガモス(悪テラ)

・性格 おくびょう

努力値配分 CS

・持ち物 襷(ブーツ)

・技 かえんほうしゃ さざめき テラバ 舞

要検討枠。こだわりを持たない動かしやすい特殊ポケを入れることで物理受け入りのサイクルに対して、柔軟に負荷がかけれると思い、ゲンガーと悩んで入れた枠。その用途でゲンガーを使う場合、フルアタ寄りに採用することになるが、あまりにもパワー不足が目立ったので却下。また、5体までの段階でBに厚く振ったラウドボーンが苦しかったので、それなら逆にラウドボーンを誘いつつ狩れる、悪テラガモスなら条件を満たせると思い採用。セグレイブの圧がステロまきを初手に出しづらくしているので、襷で運用した、襷にすることで初手に投げる選択も生まれ、初手のスカーフガモスや眼鏡ガモスを考慮した様子見のラウドボーンバックをカモることができた。

 

【きつい相手】

・イルカマン入りのサイクル 火力バカ

・耐久水ロトム       厄介 きょとん入れてない弊害

・めいそうハピ       お願いゴルラ急所

 

【S1総括】

 サンムーンのころからそうですが、自分がS1を戦うのが苦手なのはわかっていたので、やれるところまでやる精神で回してました。テラスタル環境での戦い方とか考え方は、ここに書くとありえん長くなりそうなので、別の記事に自分用でメモとして書こうと思います。簡単に言えば、不安定な環境下でこそ輝くポケモンや動きを見つけるかどうか次第、だと個人的には感じました。

 順位は2桁いけそうかな~というところで時間も集中力も切れたのでここまで。1月3日の時点で2万位だったので、今度上を目指すときはもっと早めに上位に居座っておこうと思います。ミクロ的な部分で言えば、最終日のカイリューメタに対しての動きが試合ごとに違っていたので、そこに再現性を持たせたらよかったなと。

 

上に行けば行くほど変なポケモンに当たりまくるのもおもしろかった。S1おつかれさまでした。