【レート2110】S8使用構築【最終81位】

【構築】

f:id:menherauichan:20200801100322p:plain

 

【結果】

TNプリン 最終81位 最終レート2110

f:id:menherauichan:20200801113014p:plain

f:id:menherauichan:20200801113003p:plain

 

【構築経緯】

 新しく鎧の孤島が解禁されたということで、使ってみたいポケモンが何匹かおり、特にその中でもウルガモスに注目して当初はウルガモス入りの構築を使ってました。数を増やしていたポリゴン2に強い点は高評価だったのですが、エースバーン入りに対する圧力の低さと、後半は水タイプが増加傾向にあったことが向かい風でした。目まぐるしく環境が日々変化していくため、やりたいことを押し付けれる半展開構築のようなものが安定した勝率を出せるのではと踏んでいましたが、それ以上に、強い攻めのエースバーンと、強い受けのポリゴン2の補完力が高く、ウルガモスは軸としてはパワー不足を感じ、最終日3日前に、構築を1から練り直すことにしました。最終日3日前芸人。

 パーティのコンセプト自体から組みなおそうと覚悟を決め、「崩しの起点を安定行動のみで作る」、をテーマに考察を進め、ドラパルトに注目しました。「ドラパルトに対してポリゴン2を後投げする」というムーブだけはどの構築においてもよく見られたので、そこを起点に崩しを行えないか考えていたところ、シーズン1の頃にかなしばりドラパルトを使用していた事を思い出し、ドラパルトに2ウェポンぶん有効打を持つポリゴン2はほとんどいないため、みがわり→かなしばり→みがわり→バトンで状態異常に怖がらず、ポリゴン2を起点、突破していけるんじゃないかと考えました。これにより、「初手ドラパルトでみがわり」がほぼ全てのパーティに安定するようになり、初手ダイマックスや、一撃の型ウーラオス、受けルなど様々な相手に対し、安定行動のみで崩しを行えるようになりました。

 

【採用順】

 経緯の要となったドラパルトは確定で、次に入ってきたのはポリゴン2でした。受け切るとまでは言わなくても、ドラパルトと相性が良く、相手のエースに切り返していける駒として採用。そして、この2体できついのがトゲキッス。マジフレ持ちが増えてきていたため、ポリゴン2で誤魔化すことも難しくなっており明らかに対策が必要なポケモン。個人的にトゲキッス対策枠でヒートロトムや、ドサイドンジバコイルなど明確なキッス対策枠を採用することは、「相手のパーティにキッスがいたらこれらを出さなくてはいけない」という風に自分の首を絞めてしまっているので好きではないです。なのでガンメタというより、キッス以外にも汎用性が高く、相手に気持ちよくトゲキッスを出してもらいそれを逆手に取れるようなポケモンをということで、普段チョッキを着ていないポケモンに着せるのはどうだろうと思い、チョッキエースバーンを採用。タイプ変更の特性を守りの面でも有効活用できる点が非常に良かった。エース枠にエースバーンを割いたことで、もうひとつのエース枠には、対カバルドン性能があるポケモンが欲しく、自分がカバルドンを使っている時一番嫌だったのがトゲキッスだったので、トゲキッスを採用。ここまでで相手のギャラドスがきついと感じたので、雑になげることができて、汎用性も高いスカーフミトムを採用。ラストは襷が空いていたことと、構築単位で切っているポケモンを無理やり致命傷までもっていけるがむしゃらゴリランダーを採用。

 

【構築コンセプト】

・安定行動からの崩し(みがしばバトン)

・個々の汎用性の高さ(強いポケモンで固める)

 

【勝ちまでのパターン】

・初手ドラパからのバトン展開

・襷ゴリランダーからの対面展開

・数的有利からのスピスワかいでんぱポリ2によるTOD

 

【個体紹介】

●いじっぱりドラパルト

f:id:menherauichan:20200801101321p:plain

・H236 A172 D4 S92 インテレ抜きのあまりA

この構築の要になるポケモン努力値配分もうちょっといいのあるかもしれません。考えてる時はさすがに机上論すぎかなと思ってたけど、いざ使ってみると見事にポリゴン2がハマってくれた。こいつでみがわり残したままミトムにバトン繋いでスカトリする動きが対ポリ2には一番効きます。前述にあるようにポリゴンだけでなくウーラオス、エースバーン、ゴリランダー(グラス枯らせる)、こだわってるポケモンなど役割対象にできる幅は非常に広いです。フェアリーどうすんの?って声もあると思いますが、キッスやミミッキュは他でみることができ、アシレーヌはムンフォをしばってしまえばうたかたを受けてもみがわりを残したまま他にバトンすることができます。ピクシーのようにムンフォワンウェなら縛ってTODなど、やりようは様々なのでフェアリーいても普通に出してました。こいつ使ってるぶんにはおもろいけど使われたら絶対発狂するので、この記事ではじまりこの記事で終わってほしい型です。

 

●最遅のんきポリゴン2

f:id:menherauichan:20200801101350p:plain 

・H252 B196 D44 珠エスバ、+2キッスエアスラ乱数変動ライン意識

相手のダイマエースに対しての切り返し枠。なんでみんなスピスワポリ2使わんのかなってぐらい切り返し枠として扱うなら最強の技。数的有利をとって、残った相手のポケモンが物理ならイカサマで押し切る。特殊ならかいでんぱ使ってTODっていうムーブがめちゃくちゃ強かった。キッスのわるだくみPP20で甘えてるオタク。気を付けよう。

 

●ようきキョダイマックスエースバーン

f:id:menherauichan:20200801101429p:plain

・H12 A252 B4 D36 S204 無補正ポリの80技みがわり確定耐え 110族抜き

相手のダイマエースと撃ち合える枠兼抜きエース。はじめてエースバーン使ったけどその制圧力に圧倒されました。ダイスチルも非常に良き。初手に出す、というよりは2体目以降で出して適宜ダイマックスを切るという使い方。エースバーンを最速にするメリットはエースバーンミラーでワンチャンあるぐらいなので、ならほかに回した方がいいと思い最速ではないです。対トゲキッス性能はもちろん、ジバコイルや雨パにも強さを発揮しました。わるだくみ積み終わってるダイマキッスと撃ち合って倒していったときはさすがに声出た。

 

●おくびょうトゲキッス

f:id:menherauichan:20200801101506p:plain

・H244 B68 C72 S124 アッキ発動後珠ボール2耐え エスバ抜き

相手のダイマエースと撃ち合える枠兼抜きエースその2。ラムは警戒されてるぐらいがちょうどいいので、実際に持たせるのは損と思い、物理と殴り合えるアッキの実を採用。マジフレを持ってることにより特殊とも撃ち合える。こいつは選出画面にいるだけで仕事は半分終わってるようなものなので、無理に出す必要はないと思います。選出率はワースト。でも出せる構築にはきちんと出して仕事をしてくれました。おつかれさん。

 

●おくびょうロトム

f:id:menherauichan:20200801101533p:plain

・CS

ステロ展開、ギミック、受けル、対面構築、対サイクル構築など、どの構築にも出していける汎用性の塊。この子にダイマックスを切ることも結構ありました。対ギャラドスには目を見張るものがありますが、それだけでなくこの構築の要であるドラパルトとも非常に相性が良くて、この構築としっかりマッチしていました。ゴリランダーがいても他がだいぶ強く出れるので、気にせず選出してました。電磁波展開が多い環境でストレスなく戦えたのは間違いなくこの子のおかげです。

 

●いじっぱりゴリランダー

f:id:menherauichan:20200801101617p:plain

・AS

初手に出してもいいし、後続に隠しておいても強い。一時期ゴリラはグラスシードばっかだったので、襷はあんま読まれんかなと思ってたのですが、終盤はほとんどが襷でした。はたきのところは対ジバコのためにばりきと悩んだのですが、ラムキッス同様警戒されるぐらいがちょうどいいということで、はたきを採用。結果的にこっちでよかった場面が多かったです。特性も技範囲も襷と非常にマッチしていて使いやすかったです。グラスのターン管理されたけど、ダイマしてグラスはりなおして拾った試合が一試合だけあったので、中々生えてこずに諦めさせてくれたダイキノコに感謝。

 

【基本選出】

はありませんが、しいて言うなら。

①初手ドラパルト ミトム エース枠

②初手ゴリランダー エースバーン ポリ2orミトム

の2つです。

 

【あとがたり】

 シーズン8は最終日が金曜と土曜を跨ぐのと、新しく解禁されたポケモンが多数いるということで人も増えて楽しい対戦やポケモンの型が見れるんじゃないかと思い、終始楽しくランクマしてました。

 7世代をシーズン1以外一切やってなかったのもありますが、レート2100に乗るのは実にORASのシーズン2以来(たぶん)で、最終が2100以上あるのはXY以来(たぶん)になります。魂燃やしながらやるあの感覚を久しぶりに味わえて最高に楽しい最終日になりました。

 今回もシーズン1同様3日前に解体することになって、3日間をいかに使うかが鍵やったような気がします。考察日と育成日、対戦日に分けようと思ったのですが、考察日に実際の対戦の細かいシミュレーションまで組んで、なあなあなポケモンを一体も採用しなかったことが勝因じゃないかと思います。1から構築を組むのはこれが2回目ですが、8世代の構築の組み方がなんとなくわかってきたような、きてないような。

 MVPはドラパルトにあげたいところですが、4~5回うって一度も膝を痛めなかったエースバーン君にあげたいと思います。おつかれさん。